
実施レポート 「コモングラウンド」とその後で
先日(2/18)には、オランダ大使館による『Bridging Past & Future』展の関連企画として、”みんなで話す。「コモングラウンド」とその後で”と題した対話型イベントを行いました。
当日は一般からの9名とダンサーの松岡大さんが参加。前半は松岡さんが万博のオランダ大使館公式プログラム「UNUM」の共同振付を担当した経験をシェア。障害をもつ人とその家族が出演するダンスパフォーマンスをつくりあげる過程や、オランダチームとの協働について話してくれました。後半は参加者同士で対話するかたちで進行。さまざまなバックグラウンドをもつ大人たち、さらにはオランダ大使館のSNSでこのイベントを知ったという高校生も参加してくれました。


写真上: 「UNUM」の共同振付を担当した松岡大さん。松岡さんは街を舞台にパフォーマンスを行う「LAND FES」の主宰でもあります 写真下: 後半の対話セッションの様子
車座で行われた参加者同士の対話のセッションでは、障がい者としての立場、福祉の視点、マイノリティに対する偏見、複雑な社会状況など、さまざまなトピックを織り交ぜながら熱心な意見交換が行われました。
なかでもキーワードとなったのは、コモングラウンドを構成するために必要となる人々の「オーナーシップ(当事者意識)」。これがあってこそ、人々の新しいつながりや活動が生まれていくという考えでした。人々がどうしても受動的になりがちな日本社会では、この点を乗り越えていくことが大切になるように感じました(とはいえ、この日の参加者のみなさんは確固としたオーナーシップをもっていました)
全体的にみなさんとても熱心に話してくれて、当初予定していた2時間では物足りなかったかもしれません。セッションの後もバーカウンターを囲み、尽きることなく話が続きました。
ここしばらくSHIBAURA HOUSEではレクチャー型のイベントが多く続いていて、こうして多様な参加者が集まり、特定のトピックについて自由に話す形式は久しぶり。みなさんの楽しそうな表情を見て、改めてこのような場が日常的にあると良いんだなと感じました。


撮影: 渦波大祐
伊東 勝 / Masaru Ito
SHIBAURA HOUSEの代表。あまり経営に向いていない性格を自覚しています。3歳からヤクルト・スワローズを応援しています。
