
溫室レポート : 循環都市は「人と人との繋がりから」
台湾と日本の文化交流を目的としたコミュニティスペース「溫室」。
3/23(土)には、トークイベント「R不動産と未来循環都市」が開催されました。ゲストスピーカーは、吉里裕也さん(東京R不動産)、小泉寛明さん(神戸R不動産)、安居昭博さん(Circular Initiatives&Partners代表)の3名。R不動産と言えば、魅力的なリノベーション物件・ヴィンテージ物件を取り扱っていることで有名ですが、今回は「循環都市」のキーワードを中心に、日本での実践例を織り交ぜながらトークが進められました。

2023年秋に京都で開催したイベント「都市と循環」の様子をパネルとして展示(Photo by Masato Sata)
お話の中で良く耳にしたのは「人と人の繋がり」という言葉。 その例として印象的だったのは、小泉さんが毎週開催する神戸のファーマーズマーケットのこと。
「毎週やるから日常の一部になるし、人も増える。人が繋がるとまた新たなコラボが生まれる、それが結果として地域を盛り上げることになる。」
人が集まる→地域を盛り上げる→人が地域に興味を持つ→その土地に住んでみたい人が現れる…という1つひとつの小さな現象が繋がることがまさに「循環」となっていることがわかりました。 最近では日本の空き家問題が問題視されますが、この循環を動力に地域の価値を高めることが、最終的に空き家を減らしていくことに繋がると言います。

神戸R不動産での活動について話す様子(Photo by Masato Sata)
さらに循環というキーワードでもう一つ印象だったのは、安居さんがご紹介してくださった「サーキュラーエコノミー」の実践例。 拝見した「繰り返し使う」を前提にデザインされた衣服や、オランダ社製のスマートフォンは、いずれも使わなくなったら販売元に返却することで分解やリメイクが施され、新たな製品に生まれ変わるのだそうです。 流行り廃りがあっという間に変化し、捨てる方が簡単な現代でも、「捨てずに最後まで使う」姿勢は必要なことです。

修理可能なスマートフォン「Fairphone」を見せてもらっている様子(Photo by Masato Sata)
そして、今回の台湾滞在で台湾の各所を回られ、「台湾にも良さそうな物件を見かけました」と嬉しそうにお話しする吉里さん。 「台湾では面白みのないと思われる物件も、外国人(日本人)目線からすると魅力的に見えるかもしれない」と、台湾でもR不動産の活動を展開していきたいという意気込みを見せてくださいました。
今後の日本と台湾でのR不動産の活動もお楽しみに。


(Photo by Masato Sata)
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