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Sense Ocean Life

先日SHIBAURA HOUSEで、世界中を旅しながら各地の食文化のリサーチをしているアーティストのマヤ・ミンダーさんと、ご近所の方々を中心に集まった皆さんと一緒に料理をしながら、海藻の魅力や可能性を探求するイベントを開催しました。今回のイベントは、スイス大使館が手掛けるVitality.Swissキャンペーンの一環で来日中のマヤさんをご紹介いただき、実現できました。

■築地に買い出しへ

当日はマヤさんとSHIBAURA HOUSEのスタッフが一緒に築地に足を運び、調理する食材を選びました。日本の食文化に強い関心を持つマヤさんは、食材にまつわるエピソードや、日本滞在中の印象的な話を披露してくださり、少し緊張気味のスタッフを和ませてくれました。

■海藻についてのプレゼンテーション

食料調達からSHIBAURA HOUSEに戻り、いよいよイベントスタート。まずはじめに、マヤさんからこれまでの活動と、今回のイベントのメイン食材である海藻についてのプレゼンテーションがありました。通訳は新人スタッフが担当しました。近年、ヨーロッパでは少しずつ海藻が身近なものになりつつありますが、まだまだ日本ほど馴染みのある食材ではないそうです。海藻はうまみ以外にも、気候問題や食糧危機の問題を解決する可能性が秘められた素晴らしい食材だといいます。

■ソーシャルクッキング本番

ソーシャルクッキングは、事前に準備した食材を使えば、何を作るのも自由。調理方法に制限がない中、参加者がグループに分かれて実際に手を動かしながら、即興で料理をするというスタイルでした。

出来上がったのは炊き込みご飯やサラダ、カルパッチョ、すいとんなど。馴染み深いメニューがほとんどでしたが、昆布やわかめなどの海藻、新鮮な魚や野菜を中心とした料理と、参加者の皆さんのユニークなアイデアによって、どれも特別な一皿になりました。

■料理完成!

茎わかめをメインに春雨サラダを作ったグループは、茎わかめを割いて細麺にしたものを春雨の代わりにしていました。他にも、栄養価の高さからスーパーフードとして知られるスピルリナというらせん型の藻類をサラダのソースにアレンジしたものや、黒豆と筍、海苔を使った炊き込みご飯など、オリジナリティあふれる料理が次々に完成しました。

完成した料理を前に、参加者の方から各自で作った料理の紹介と、マヤさんから一言。アジア圏の食文化では一般的である海藻ですが、世界では海藻を食べること自体が定着していない地域はまだまだあるので、この活動を通して、海藻という可能性に満ちた食材を世界に広めたいとのこと。

■おわりに

今回作られたレシピは、現在マヤさんが編集している、世界各地で実施されたワークショップを通して集められたMICUL MICULに加えられます。共同作業を終えた後、リラックスした様子でディナータイムを過ごしました。参加者の方からは、SHIBAURA HOUSEの開放的な空間を生かした、良いイベントだったと感想をいただきました。

今回は、即興性ならではの自由さはありつつ、柔軟性や想像力が試されるイベントでしたが、参加者の方々の豊かな発想とご協力のおかげで素晴らしいものになりました。参加してくださった皆さま、本当にありがとうございました!

マヤさんは世界各国を旅しながら、行く先々で地域の人たちとレシピ開発を行っています。あなたのレシピを教えてください。ぜひこちらから追加してください!

マヤ・ミンダー(Maya Minder) 
アーティスト、キュレーター、料理人などいろんな肩書きを持つマヤさん。学生時代に美術史や造形美術を学んだ彼女は、自ら主催するイベントから様々な機関との共同プロジェクトを運営するなど、多岐にわたって活躍されています。草の根的なアイデア、差別や攻撃を受けない”セーフゾーン”、市民科学などの考えをもとに、食材や料理を通じて “集団的な語り”を作り上げています。

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