「台湾と日本で考える、こどもの未来を築く100のレシピ」

台湾と日本から、新しい学びのレシピを募集!

「溫室」では台湾と日本に暮らす皆さんから、こどもの学びにつながるアイディアを募集します。今回は、学校で課せられるような一般的なドリルや暗記ではなく、こどもたちの主体性や創造性を育むユニークな提案を集めたいと考えています。

このプロジェクトでは、いわゆる既存の「宿題」と差別化するために「学びのレシピ」と呼びます。こどもたちが楽しみながら取り組み、そこから新たな気づきが生まれるようなアイディアや仕組みを意味します。

このプロジェクトの目標は、一般公募で100個のレシピを集め、後日、台日で展覧会や書籍として発表することです。ここで集められるアイディアは、お互いに共有・実践できるように、必要な材料と手順を記し、料理のレシピ本のように編集します。

こどもたちの可能性を拡げるために、いま私たちはなにができるのか。このプロジェクトを通じて台湾・日本のみなさんと一緒に考えたいと思います。より多くの皆さんからのご応募をお待ちしています!

台湾の人たちとのミーティング(Photo by Masato Sata)

募集内容

小学生だった頃の自分を振り返りながら、当時の自分に贈る「学びのレシピ」を考えてみましょう。身の周りに起きていることを違った視点で見てみること、いつも1人でやっていることを誰かと挑戦してみること、新しい表現方法を試してみることなどもこどもたちにとっては貴重な経験になるかもしれません。

例)「雲を眺めてその形であれこれ想像してみよう」・・大きな鳥に見えるあの雲と一緒に空を飛んでみたい!という憧れを抱く
(Photo by Masato Sata)

例)「冷たい自家製レモネードを作って飲んでみよう」・・レモネードシロップをコーヒーで割るととっても美味しい!という発見
(Photo by Masato Sata)

例)「たんぼで泥だらけになるまであそぶ!」・・田んぼの中はニュルニュルしていてあったかくて気持ち良いんだ!という経験

募集条件

  • 募集期間 : 2024年2月15日(水) - 5月19日(日)

  • 募集資格 : 年齢問わず誰でも(こどもたちからのご応募もお待ちしています!)

  • 応募フォーム : https://forms.gle/Qy9V31GsKcEz4Gkt5

  • 問い合わせ : info@shibaurahouse.jp

※レシピの権利は「溫室」に帰属し、展示/書籍/WSで使用します。それ以外の営利的な用途には使用することはありません。

※いただいたテキストの編集、及びイラストレーターによるビジュアル追加の決定権は最終的に溫室に帰属します。

※応募多数の場合は「溫室」チームによる選考が入ります。

※掲載された方には、展示 / パーティーへのご招待、また完成した書籍を進呈いたします。

参考 : 「溫室」で開催した編集会議のまとめ資料↗︎


◎プロジェクトについて

こどもたちは宿題に追われている

台湾でも日本でも、こどもたちが毎日のように取り組む学校の宿題。調査によると、双方の小学生は一日平均で40分から1時間を宿題のために割く、と報告されています。その点では宿題は日々の食事や睡眠と同じように、こどもたちの生活の一部とみなして良いかもしれません。

しかし、当のこどもたちはもちろん、教師や親でさえ、宿題がはたして何のためにあるのか、真剣に考える機会は少ないように思います。私たちは宿題を学校教育の補助的な存在として捉えがちです。一般的な学校に通う場合、こどもたちは平日は6〜7時間を学校で過ごしています。さらに帰宅して宿題をするとなると、合計で8時間近くを「学習」に費やすことになります。これは働く大人の一日の平均就労時間とほぼ同じです。たとえそれが教育の一環と呼ばれるものであっても、幼いこどもたちが大人と同じように、帰宅後もノルマを強制され、忙しくしていることに違和感を感じてしまいます。


宿題を超える宿題

私たちは今回、宿題の現状について改めて考えるプロジェクトをスタート。さまざまな資料に目を通し、さらに台湾と日本のメンバーを集めたミーティングも重ねました。台湾と日本における宿題の内容はもちろん、歴史的なつながり、現在の社会状況にも目を向けました。

(Photo by Masato Sata)

そこから見えてきたのは人々が抱く宿題への複雑な思いです。「基礎的な知識を身につける」という点で宿題がもたらす学習効果はたしかにあります。しかし「反復学習ばかり」「こどもたちのハッピーが少ない」「(教師から)その宿題をやる理由の説明がない」など、宿題のありかたを問題視する多くの声があったのも事実です。

一方、どのような宿題であれば良いかという投げかけに対しては、メンバーからユニークな意見が寄せられました。「家族や地域のことを知る」「感覚や創造性を高める」「取り組む宿題を選択できる」。それらは従来の宿題という概念を超え、こども自身の主体性や可能性を引き出そうとするものでした。同時に、それぞれの参加メンバーが多かれ少なかれ、宿題に対するネガティブな思いをもっていること、またその気持ちを表せる場がなかったことにも気付かされました。

私たちはこのリサーチプロジェクトのアウトプットを単なるレポートではなく、より広く、台湾と日本の社会に訴えかけるものにしたいと思うようになりました。そのひとつの方法として公募形式を採用することにしました。このプロジェクトが宿題をめぐる現状に対して、一石を投じることになれば嬉しく思います。多くのみなさんの参加を期待しています。


本プロジェクトは、台湾との交流事業「溫室 by SHIBAURA HOUSE」の一環としての企画です。溫室 のコンセプトは、「ここは植物のない溫室 育てるのは私たちの想像力」。さまざまな社会課題をテーマに、台湾と日本の人たちが交流する機会をつくります。


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