日台のライフスタイルの記憶をつなぐ──「理想の住まい in Tokyo」開催

台北から東京へ、2025年7月。SHIBAURA HOUSEで特別展を開催


2024年、台北・松山文創園区で開催され、約2万人が来場した特別展「理想居所」(以下、台北展)。本展は、人間の記憶に焦点を当て、多くの共感と対話を呼び起こしました。

そして2025年7月、設立10周年を迎える台北文創記憶センターは、初の海外巡回展として、東京・SHIBAURA HOUSEで「理想の住まい in Tokyo」を11日間限定で開催します。

企画・構成は、台北展を手がけた企画会社「Plan b」と、新しいライフスタイルの形を提案する「Alife」の共同プロデュースによるもの。SHIBAURA HOUSEの開かれた空間と地域との繋がりを活かし、「理想の住まい」への想像を巡らせる展示を展開します。

日常に根ざした展覧会のかたち

展示会場となるSHIBAURA HOUSEは、建築家・妹島和世氏による設計です。1階と2階はカフェを併設したフリースペースとして地域に開放しており、芝浦のまちに住む・働く人々、海外から訪れる人々が思い思いの過ごし方で立ち寄る、日常に根ざした交流の場となっています。

 「理想の住まい in Tokyo」では、SHIBAURA HOUSEが持つ開かれた空間の特性を活かしながら、来場者一人ひとりが自分のリズムで自由に回遊できる構成としています。展示空間の設計は、台北展に引き続きAlifeが担当。芝浦の日常風景が空間にやわらかく溶け込むようデザインされました。

また、会場内のあちらこちらに設けられた休憩スペースでは、来場者が手を動かして参加できるコンテンツも用意しています。来場者が自然なかたちで台日それぞれのライフスタイルにふれ、自分にとっての理想の住まいを自由に描ける空間となっています。

SHIBAURA HOUSEは、地域にとって重要なコミュニティスペースとなっている。(画像提供:SHIBAURA HOUSE)

日台の住まいの記憶を交換する

「理想の住まい in Tokyo」では、真っ白な紙と画材が来場者を最初に出迎えます。

「家とは何か?」──その問いに対する想像を描くことから、この展覧会は始まります。隣には台湾の来場者が描いた「理想の住まい」の絵が並び、異なる文化のあいだで住まいに対する思いや考えが絵を通じて交差していきます。

さらに、台北展で来場者が自信の記憶をもとに書き込んだ「共編マップ」も展示されます。東京展でも同様に、来場者が都市にまつわる記憶や場所を自由に書き込み、台北の地図と並べることで、日台それぞれの暮らしを対比的に楽しむことができます。

台北展における来場者による共創コンテンツ(画像提供:Plan b)

「理想の暮らし」を販売する自動販売機「A Shop」も登場

Alifeによる期間限定のセレクトショップ「A Shop」も東京に登場。今回は、’自動販売機’の形で、理想の暮らしのひとこまを“販売”します。

理想の住まいとは、丁寧に設計された空間だけでなく、理想の暮らしの瞬間が連なってできるもの。「光が差す瞬間」「香りの記憶」「ひらめき」「祝いや集い」「ひとり時間」「満たされる瞬間」、6つのテーマでセレクトされた生活雑貨や香り、食の道具などが並びます。それぞれの商品は「大切にしたい暮らしのひととき」を象徴し、来場者が日常における理想を再発見するきっかけとなるでしょう。

日建設計と共に創出する、二会場でのイマーシブ体験

1階の「HOUSE」エリアでは、日本を代表する建設会社・株式会社日建設計(以下、日建設計)とコラボレーションにより、SHIBAURA HOUSE と日建設計東京本社の2会場にまたがる特別展示も実現します。

ここでは、人気ドラマや風水の視点からライフスタイルの多様性を探る展示を実施します。また、来場者は、インタラクティブな装置やイマーシブ体験を通して、「住まい」と「公共空間」の境界が曖昧になり、住空間を他者と共有していく「コモンズ化」していくという興味深い現象を体感することができます。

*日建設計での展示は予約制になります。

日建設計東京本社でのイマーシブ体験装置(画像提供:Plan b)

紙の上に描く、「私の理想の住まい」

5Fで展示する「Home」エリアは、「ただいま」と言って帰宅する家をテーマに、在日台湾人の言語学者・黄竹佑氏(おう・ちくゆう)による音声ストーリーが流れます。時代とともに変化してきた「住まい」を静かに見つめ直す時間となることでしょう。

また、台湾のライフスタイルブランド「HOLA 和楽家居」とのコラボレーションによって製作された家具のミニチュアシールを用意したコラージュ体験も用意しています。

来場者は、展覧会のはじまりで描いた「家のイメージ」をふり返りながら、白い紙の上で「理想の住まい」を自由に構成することができます。

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2025 台北文創記憶センター「理想の住まい in Tokyo」

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会期|2025年7月17日 (木)〜7月27日 (日)
展示時間|11:00〜17:30
場所|SHIBAURA HOUSE(東京都港区芝浦3-15-4)
入場料|無料
主催|台北文創、台北文創基金会
企画・統括| Plan b
企画協力・会場構成|Alife
協賛| SHIBAURA HOUSE、株式会社日建設計、HOLA 和楽家居

*展示期間7月17日〜27日(11:00〜17:30)ただし、初日(17日)は15:00まで。
*この展覧会は2024年に台北で「理想居所」として開催した内容の巡回展になります。

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◎企画・統括─Plan b
Plan b は、台湾で初めて「サステナビリティ」をツールとして提案したコンサルティング・プランニング会社。生活における課題への関心を原点に、具体的な解決策(Solution)を提案し、国内外の各分野のクライアントに対して戦略的なコンサルティングとプロジェクト企画サービスを提供しています。社会・経済・環境といったさまざまな側面が相互に影響し合う構造を分析・研究することで、多様な企画の実現を目指しています。

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◎ 企画協力・会場構成─Alife
Alife Holding は、多様なライフソリューションを提供する不動産開発ホールディングカンパニー。私たちは、時代に応じた「暮らしのサービス」から、「住まい・産業・働く場所」といった多様なスペースの提案、そして豊かな「ライフスタイルの提案」を通じて、一人ひとりが「自分らしい生活」を実現できる社会を目指しています。

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