
そして、台北のジャスティンのこと
そろそろ台湾の社会起業家であり、投資家であり、私たちのパートナーであるジャスティンについて書かなくてはなりません。
彼と知り合ったのは今から10年前。そのときは、クリエイティブファーム 「plan B」の共同設立者として、さまざまなブランディングやパブリックスペースのデザインを手掛けていました。さらにサッカースタジアムをリノベーションして、CIT(Center for Innovation Taipei)という巨大なコワーキングスペースを運営していました。
なにしろ驚いたのは、出会った当時からSDGsを意識したデザインを標榜していたこと。あのときは私たちも含め、日本ではそこまでSDGsについて意識的ではありませんでした。そのようななか、お隣の台湾でこんなに先進的な動きをしている組織があるのかとびっくりしました。
もうひとつ驚いたことは初めて会ったときに、スタートしたばかりのSHIBAURA HOUSEについてすでに知っていたこと。SHIBAURA HOUSEの建築や理念、活動についてリサーチしていて、それを参考にしながら自分たちも活動していると(お世辞も含めて)言ってくれたことを覚えています。
彼はすごく行動的で、即断即決。ものすごいスピード感でさまざまな事業を手掛けています。いまは自分のプランド運営だけではなく、投資家としての一面を持ち合わせています。同じような理念をもついくつかの会社やお店に投資し、彼の理念を体現する生態系ともいうべき世界を作っています。
*より詳しくは近藤弥生子さんによる取材記事をご覧ください。

今回の台北滞在では彼が運営するライフスタイルブランド「Alife」に滞在。サービスアパートメントのような仕組みで、カフェや清掃サービスがパッケージ化されています。ここにひと部屋を借りて過ごしています。
滞在していた気づいたのは、彼と彼のチームがとてもうまく、「Alife」というブランドを構成していること。まず彼のアイディアやビジョンがあり、それを裏付けるためのリサーチがあります(この場合は台北の住宅事情に関して)。
そして、それを具現化するためのサービス、空間といったものが、実にうまく、かつ効率的に組み合わされている。その経営センスをつくづく感じました。
彼は一見、自分とはまったく違うタイプ。しかしながら、たどる道筋は異なっても、向かうべき方向性がだいたい似通っていることを感じます。また、いちいち多くを語らなくても、お互い感覚的に理解し合えるのも非常に楽しい。彼は自分よりもずっと年下ですが、本当に頼もしいパートナーです。
これから台北でスタートするコミュニティスペース「溫室」は、そのAlife FL(士林)の1Fにあります。少し宣伝のようになってしまいましたが、そうした台湾のパートナーの協力によって私たちの新しい活動が実現できることを知って欲しいです。
[Alife] Website
https://alife.cc
「溫室」Facebook page
https://www.facebook.com/profile.php?id=61552163537750
伊東 勝 / Masaru Ito
SHIBAURA HOUSEの代表。あまり経営に向いていない性格を自覚しています。3歳からヤクルト・スワローズを応援しています。
