
With Indigo, Through Time in Tokyo.
SHIBAURA HOUSEでは、館内に新しく生まれるスペース「guest room」を会場として、台湾出身の藍染作家、リン・ユウリン氏による企画展「With Indigo, Through Time in Tokyo.」を開催します。
リン・ユウリン氏は来日後、徳島の藍住町にある藍屋嘉蔵に勤務し、藍染作家・村上千晶氏に師事。昨年の夏にはBUAISOUで畑仕事のインターンに参加。その後に独立しました。現在は中目黒にある小さなアトリエで制作活動を続けています。
今回の企画展ではアートワークとしての藍染を展示すると同時に、「guest room」内の寝室にオリジナルのベッドランナーを設置。暮らしの一部としても楽しめる、藍染ならではの魅力を表現します。
ここ数年、作家が東京でものづくりを行うことは環境的に難しくなりつつあります。作家本人の生活環境はもちろん、アトリエを構えるための家賃や材料費は高騰し、大きな経済的負担がかかります。本展示では、そのような状況にも関わらず東京で制作活動を行うリン・ユウリン氏のユニークなストーリーにも触れています。


リン・ユウリン | Yuling Lin
私は台湾・新北市三峡の出身であり、ここは台湾の伝統的な藍染産業の発祥地のひとつとして知られています。2018年に徳島へ移り、「灰汁発酵建て」による藍染を学びました。蒅、木灰汁、石灰、ふすまのみを用いて育てる染液は生き物のようで、日々の管理には時間と注意を要します。
甕の温度を測り、布で染液の力を試し、底を攪拌する作業を繰り返すうちに、私はこのリズムの中に「今ここにいる」という感覚を見出しました。藍甕との関係は単なる技術ではなく、時間やケアと深く結びついた生き方そのものです。そして、染めを行う時は存在を強く実感し、行為を止めた瞬間には不在へ移行するのではないかという問いを抱かせてくれます。
https://www.instagram.com/yulinglin_studio/
「With Indigo, Through Time in Tokyo.」
期間: 2025年10月8日(火)~10月26日(日)
休館日:10/12, 13, 19
時間 :12:00 - 18:00
会場 :SHIBAURA HOUSE
入場料 :無料
SHIBAURA HOUSE
