青梅に行ってきました!

5月からスタートした日ようのマルシェ。現在は、青梅の個性豊かな4軒の農家から仕入れた野菜を販売しています。今回は、農家の皆さんがどんな土地で、どういう気持ちで野菜づくりをしているのか、実際に青梅に出向いて、3軒の農家を取材しました。青梅までは都心から電車で約1時間ほど。東京とは思えないほど広く、豊かな土地でした。

繁昌農園

まず始めに訪れたのは、繁昌農園。今回は比較的人通りの多い、道路沿いの畑を見学させていただきました。畑に足を踏み入れたときにまず驚いたのが、土のやわらかさ。とてもフカフカで、足が取られてしまうほどでした。繁昌さんの野菜作りのこだわりの一つは土づくりだそうで、たくさんの畑を持っていても、もともと土壌に備わっている栄養素や微生物の種類が畑ごとに違うため、育ちやすい野菜も違うとのこと。

▲足が沈み込むほど柔らかな土。

今回訪れた農家の皆さんは全員、有機栽培で野菜を作っていますが、繁昌さんの場合、なぜ農薬を使わないといけないのか、有機栽培で野菜を育てるにはどうすればいいかと考えたときに、まずは土壌分析から入ったと話していました。取材した農家の中で、繁昌農園が一番所有している畑の数が多く、年間200種類、40品目もの野菜を作っているそうです。どうしてそんなにたくさんの野菜を育てているのかというと、いろんな野菜を食べてみたい、そしてそれを食べたお客さんの反応が見たいからとのこと。また、ただ野菜をスーパーに並べるのではなく、お客さんとコミュニケーションを取りながら、野菜作りのプロセスを共有したいと話していました。気さくで探究心の強い繁昌さんらしい野菜づくりを感じました。

▲収穫真っ盛りのとうもろこし。一番甘みを蓄えている朝に収穫するそうです。

清水農園

多くの畑を手がけている繁昌さんとは対局的な野菜作りをされているのが、清水農園のお二人。持っている畑の数こそ少ないものの、のどかな土地で野菜一つひとつに向き合った野菜づくりに取り組んでいます。取材した3軒の農家の中では一番ひらけた場所に畑を構えていて、畑からはお隣の入間市まで広がる広大な茶畑と、山が見えました。

▲清水農園の畑。馴染みのある野菜からちょっと珍しい野菜まで、いろんな野菜を育てています。

山が近いということもあり、昨年は害獣の被害がひどく、落花生を狙って、連日のように狐が畑に現れたそうです。本当に美味しいものは、動物にとっても美味しいものなんだと改めて実感しました。畑を見学している間は、農業を始めた当初の失敗や思い出を交えて、野菜一つひとつを丁寧に解説してくださいました。思うように野菜が育たないときがあっても、次はこうしてみよう、この野菜はこういう食べ方をするとおいしいなど、純粋に野菜づくりを楽しまれていることがうかがえました。また、清水農園の野菜はどれも形が整っていて美しく、梱包までとても丁寧なので、野菜からお二人の穏やかで誠実な性格が見てとれます。

▲ズッキーニ。茎や葉に細かい棘があるので、収穫時は要注意!

はらぺこ農園

はらぺこ農園は、閑静な住宅地の中にあり、今回の取材した3軒の農家の中で、一番都市農園らしいスタイルでした。畑の前には中学校があり、時折チャイムの音が聞こえました。はらぺこ農園で注目したのが、畑のユニークな管理方法。畑全体にマルチシートと防草シートを敷いていて、繁昌農園や清水農園とは畑の雰囲気がかなり違っていました。

▲住宅地の中にあるはらぺこ農園。所々にマリーゴールドやひまわりが。

なぜシートを畑全体に敷いているのかというと、川崎さんご自身が体験重視の野菜づくりを重視していることが理由だそう。シートが敷かれた畑には、どんな人でも簡単に畑の中に入ることができます。地面の凹凸がかなり軽減されているので、その分車椅子の方やお年寄り、子供、そして虫があまり得意でない人まで、どんな人でも入ることができます。同時に、マルチシートと防草シートを畑全体に敷くやり方は、必ずしも正しいとは言えないとも話していて、メリットとデメリットの両方を理解した上で、畑づくりをされています。また、畑が住宅地の中にあることから、教育や福祉にアクセスしやすいという特徴があるので、今後は農業と教育や福祉をつなげる活動に取り組んでいきたそうです。川崎さんとは、普段の野菜づくりの話だけではなく、東京で農家として生計を立てることや、コミュニティスペースとしての畑づくりなど、話題がどんどん広がりました。

▲とても素敵なはらぺこ農園オリジナルTシャツ。

今回訪問した3軒の農家に共通していたのは、畑に手を入れすぎないこと。虫を完全に排除してしまうのではなく、生態系の一部として多様性を確保すること。そして何より、どの農家の方も農業を純粋に楽しんでいることが感じられました。農業は、天候によって採れる作物が変わったり、畑の状態がその年によって変わったり、人にはコントロールできないところがたくさんありますが、皆さんは、忍耐強さと柔軟さをもって誠実に野菜作りに取り組まれていました。

私たちが日々食べているものが誰の手で、一体どのように作られているのか、考える機会は少ないかもしれません。食べ物に限らず、東京はいろんなものが大量に流通していて、大抵のものは簡単に手に入りますが、ものの一つひとつに作り手が存在しているということを想像しにくい環境であると言えます。今回、私たちの食卓を支えている農家の皆さんの取り組みを間近で見学することで、自分の消費行動やライフスタイルを考え直すきっかけをいただきました。収穫等でお忙しい中、取材にご協力してくださった皆さま、本当にありがとうございました!

date_range

9

11

 

 

 

 

16

10/5 (月)

BF

10/6 (火)

BF

10/7 (水)

BF

10/8 (木)

BF

10/9 (金)

BF

10/10 (土)

お休み

10/11 (日)

お休み

BF

朝食営業

フリースペース開放時間