
レポート「フラジャイル・ギフト」飛行イベント
先週末、アーティストの北澤潤さんによる「フラジャイル・ギフト」の飛行イベントが終わりました。
会場となったのは港区・お台場の潮風公園。イベントの開始は14時。天気は快晴。ただしほぼ無風。フライトに必要な強い風を待つために、2時間近くの時間が必要でした。
その間、一目見ようと集まった多くの人たちは、北澤さんやインドネシアから来日した凧職人の2人が機体のチェックや風力を観察する様子を眺めつつ、その時を待つことになりました。


▲ 北澤さんとインドネシアから来日した凧職人のふたり(写真下)
心なしか多少の風が吹いてきた16時過ぎ。北澤さんの声掛けでフライトの準備がスタート。集まった人たちみんなで機体を持ち上げ、滑走ポイントまで移動。風がより強くなるまでしばらく待ちました。
しかし状況は変わらず。結果から言えば、最後まで風に恵まれず、「隼」が空を高く飛ぶことはできませんでした。暮れていく空の下、三度「離陸」を試みましたが、思うような結果には至りませんでした。

▲ 参加者みんなで機体を抱え、離陸の瞬間を待つ
しかし「離陸」に挑む際、見ず知らずの人たちが心をひとつにして「隼」の機体を支え、互いに声を掛け合っていたのは本当に素晴らしい光景でした。やがて、すべての試みが終わった後、北澤さんが抱く悔しさはもちろん、今日に至るまでの様々な苦労がその場にいる人たちに自然と伝わった気がします。
インドネシア、台湾、そして東京と5年間に渡って実施された「フラジャイル・ギフト」。それは文字通り、壊れやすく儚い、けれども確固たる思いがこもる贈り物として私たちの心に届きました。
いまの時代、ひとりのアーティストが覚悟を持ってこれだけのスケール感をもつプロジェクトに臨むのは容易いことではありません。SHIBAURA HOUSEとしても、その最終章(?)にわずかながら関わることができたのは、とても幸せなことでした。
北澤さん、そしてチームの皆さん、本当にお疲れ様でした。またいずれ始まる新たなチャレンジも楽しみにしています。
*SHIBAURA HOUSEでの「Fragile Gift Week!」
https://shibaurahouse.jp/n8E8Wqpi
伊東 勝 / Masaru Ito
SHIBAURA HOUSEの代表。あまり経営に向いていない性格を自覚しています。3歳からヤクルト・スワローズを応援しています。
