上映会 + ディスカッション 『東京オリンピック2017 都営霞ヶ丘アパート』 - SHIBAURA HOUSE
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上映会 + ディスカッション 『東京オリンピック2017 都営霞ヶ丘アパート』

お知らせ

都市に潜む、見えないけれど大きな課題。

最近、急速な再開発によって都市の姿が塗り替えられている東京都港区海岸エリア。私たちが「nl/minato」の一環として、地域の人々にヒアリングしてまとめたシティ・ポートレートには、地域コミュニティの欠落や個人の孤独化が大きな課題として浮かび上がりました。開発が進む都市部においては住民同士の繋がりは薄く、結果として個と社会の距離がますます拡がっているように感じられます。また、そうした課題は他人と共有されることも少なく、当事者の心のなかで「内部的」に処理されてしまいがちです。

青山真也監督によるドキュメンタリー映画『東京オリンピック2017 都営霞ヶ丘アパート』は、国立競技場の解体・建設に伴い、隣接する都営住宅の人々が強制退去されるまでを記録した映画です。映画は新宿区が舞台ですが、地域は異なっても、開発によって地域コミュニティの変容する様には共通するものがあるように思います。

今回、SHIBAURA HOUSEでは「nl/minato」のフレンドシップ・プログラムとして、『東京オリンピック2017 都営霞ヶ丘アパート』の青山真也監督を迎えた上映会 + ディスカッションを開催します。地域の再開発によって何が生まれ、何が失われていくのか。その状況に私たちはどう向き合えばよいのか。映画を通して、参加者と共に掘り下げていきます。

[イントロダクション]
明治神宮外苑にある国立競技場に隣接した都営霞ヶ丘アパートは、10棟からなる公営住宅。1964年のオリンピック開発の一環で建てられ、東京2020オリンピックに伴う再開発により2016年から2017年にかけて取り壊された。本ドキュメンタリーは、オリンピックに翻弄されたアパートの住民と、五輪によって繰り返される排除の歴史を追った。平均年齢が65歳以上の高齢者団地であるこの住宅には、パートナーに先立たれて単身で暮らす人や身体障害を持つ人など様々な人たちが生活していた。団地内には小さな商店があり、足の悪い住民の部屋まで食料を届けるなど、何十年ものあいだ助け合いながら共生してきたコミュニティであったが、2012年7月、このアパートに東京都から一方的な移転の通達が来た。2014年から2017年の住民たちを追った本作では、五輪ファーストの政策によって奪われた住民たちの慎ましい生活の様子や団地のコミュニティの有り様が収められている。また住民有志による東京都や五輪担当大臣への要望書提出、記者会見の様子も記録されている。監督・撮影・編集は、本作が劇場作品初監督となる青山真也。音楽は、2013年「あまちゃん」の音楽でレコード大賞作曲賞を受賞した大友良英が務めた。

[あらすじ]
都営霞ヶ丘アパートは1964年のオリンピック開発の一環で建てられた。国立競技場に隣接し、住民の平均年齢65歳以上の高齢者団地であった。単身で暮らす者が多く、住民同士で支えあいながら生活していたが、2012年7月、東京都から「移転のお願い」が届く。2020東京オリンピックの開催、そして国立競技場の建て替えにより、移転を強いられた公営住宅の2014年から2017年の記録。

[監督・撮影・編集]
青山真也 | Shinya Aoyama
日本生まれ、東京在住。映画監督。ドキュメンタリー映像作家。自作以外にも田中功起監督の『可傷的な歴史(ロードムービー)』や小杉大介監督の『A False Weight』などの撮影監督を務めるなど、美術作家による映像作品やドキュメンタリー映画に多く携わるとともに、美術展示やパフォーマンスの映像記録も多数関わる。

『東京オリンピック2017 都営霞ヶ丘アパート』
公式サイト https://tokyo2017film.com/
日時: 2022. 9.28(水)
時間: 19:00-21:00(上映80分+ディスカッション40分)
参加費: 一般 1,200円  学生 800円
会場: SHIBAURA HOUSE 5F

*チケット購入は下記のサイトから
http://ptix.at/Ljnnsk

*本イベントは、「nl/minato」のフレンドシップ・プログラムの一環として開催いたします。