
芝浦産バナナはどんな味?
SHIBAURA HOUSEでバナナの栽培を始めました!
武蔵村山で多彩な野菜・果樹栽培の実験を行なっている下田幸男さんとの出会いをきっかけに、耐寒性バナナの栽培に挑戦します。昨年の秋、下田さんの農園にお伺いした際には、ビニールハウスを突き破って成長する巨大なバナナの木を目の当たりにしました。そこには、立派なバナナの実が・・!

そんな下田さんのもとには、路地に豪快なバナナが生えているという噂を聞きつけて、全国からバナナ栽培に失敗した方々から相談の連絡が届くようです。

今回始める、芝浦でのバナナ栽培には、都市栽培に適した作物であるか実証実験する目的があります。
下田さんが考案した、寒冷地域でも栽培可能な手法では、実が結実する11~12月には幹を伐採し、幹の切り口を不織布などで保護することで越冬します。そうすると、また暖かくなる頃には、切り口から新たな葉が芽を出し次々と葉も大きくなり、地面から新たな芽が現れます。これを株分けし、新たな苗として栽培、増殖していくという計画です。

芝浦は、周辺のビルの反射光で光を必要とするバナナにとっては都合が良く、またバナナはそれほど多くの土壌を必要としません。更に海沿いで温暖であるため、霜の心配が無いとなると、栽培に適した場所なのでは?という予想に基づき、都市での栽培に適しているか検証を進めていきます。
今回は、70cm×70cm×70cmの移動式の鉢を用意し、排水穴を作成。底に、軽石を敷き、下田さんのお薦めで、培土に油カスと採卵系鶏糞を混ぜたものを使用しました。苗は、下田さんから譲り受けたものです。
バナナの鉢はテーブルにもなっておりますので、バナナがもっと大きくなったら、バナナの葉の下でお茶やコーヒー、お酒も良いなと思っているところです。1Fで栽培をしておりますので、どんな様子か覗いてみてくださいね!順調にいけば、冬に入る前、木に吊り下がったバナナの房を見ることができますよ!