歴史家、ルトガー・ブレグマン。僧侶と語る。 - SHIBAURA HOUSE
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歴史家、ルトガー・ブレグマン。僧侶と語る。

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ベストセラー『Humankind 希望の歴史』の著者、ルトガー・ブレグマン氏が久々の来日。僧侶・松本紹圭氏とのトークイベントを東京で開催。

オランダを代表する若き俊英、ルトガー・ブレグマン氏。歴史家、思想家、ノンフィクション作家でもある彼が執筆した『Humankind 希望の歴史』は世界中で翻訳され、日本でもベストセラーとなっています。

今回、ブレグマン氏が数年振りに来日。東京滞在中に日本とオランダをつなぐプロジェクト「nl local」のトークイベントに参加してくれることになりました。イベントは光明寺(東京都港区)の本堂を会場に設定。対談相手はダボス会議にも参加する僧侶・松本紹圭氏が務めます。

ブレグマン氏は前作『隷属なき道』で、AIとの競争を強いられるこれからの社会を見据え、ベーシックインカムや週15時間労働の必要性を主張。『希望の歴史』では、これまで人間の性悪説を世間に根付かせてきた「実験」や「物語」の偽りを丹念なリサーチによって明らかに。本来、人間は善であることを示しました。

今回のトークはお寺の本堂という特別な場所をセッティング。ブレグマン氏の主張に、日本的な倫理観や宗教観を重ね合わせるとどのような話につながるのか。その点についても強い興味を惹かれます。

パンデミックや紛争によって暗い闇が覆う現在の世界。はたして、私たちは何を希望としてこの先の社会を築いていけば良いのか。ふたりの対話に耳を傾けることで、希望に満ちた新しい道筋を想像できるかもしれません。

nl/localプロジェクトのうちのひとつ、nl/rokkko(神戸市六甲山)の運営チームでは、オランダの社会や思想を参考に、この9月~12月までの4ヶ月間にわたり「”働く”の未来」をテーマに調査研究を行い、記事やポッドキャストとして配信を行っています。そこで調査し、記事化した内容の奥底には、ルトガー・ブレグマンさんの考えが大きな影響を与えていることを実感します。進歩的な思想を提示する彼が、いまどのようなテーマに興味を持っているのか?様々な社会問題が続発する中、我々は人間同士協力しあうことが出来るのか?そのようなことをお聞きできればと思っています。- 小泉寛明(nl rokko)
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◎登壇者
©StephanVanfleteren

ルトガー・ブレグマン | Rutger Bregman
1988年生まれ。歴史学者、ノンフィクション作家。これまでに歴史、哲学、経済学に関する5冊の本を出版。著書『希望の歴史』(2020年)と『Utopia for Realists』(2017年)はいずれもニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーとなり、40カ国以上で翻訳されている。ブレグマンは、「ザ・コレスポンデント」での仕事により、権威あるヨーロッパ報道賞に2度ノミネートされている。オランダ在住。

松本紹圭 | Shoukei Matsumoto
1979年生まれ。日本の東京神谷町・光明寺僧侶。武蔵野大学客員准教授。「未来の住職塾」塾長。「世界経済フォーラム(ダボス会議)」Young Global Leader(2013〜)及び Global Future Council Member(2019)。自らの寺は持たず、Post-religion時代における現代仏教の可能性を追求する「ひじり」的僧侶。

『Humankind 希望の歴史 上 人類が善き未来をつくるための18章』Amazonへのリンク
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