映画上映&ダイアログセッション『The Law of Love』 - SHIBAURA HOUSE
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お知らせ

映画上映&ダイアログセッション『The Law of Love』

お知らせ

オランダ・ハーグ発の映画祭であるMovies that Matterは、映画を通して人々が人権について目を向けることをミッションとしています。毎年国際人権デーの時期に、上映会やディスカッション等のイベントを開催する機会を各国へ提供。今回はオランダ王国大使館協力のもと、2022年のセレクションのうち『The Law of Love』の上映が決定しました。

チェコでの同性婚の法制化における、長い闘いの舞台裏

ほとんどの人がカップルの結婚の平等に賛成しているチェコ共和国。しかし同性婚の制度化に向けて活動家たちの前に立ちはだかる、保守層の政治家や宗教右派たちーチェコは東欧で初めて同性婚を実現する国になれるのか。SNSでの性的搾取の実態捉え、実際の犯罪の証拠として警察を動かした問題作『少女たちの10日間 (2020)』の監督を務めたバーラ・ハルポヴァー氏。今回SHIBAURA HOUSEで限定上映するドキュメンタリー『The Law of Love』では、チェコでの同性婚の法制化における4年越しの闘いの舞台裏を映し出します。私たちは、多様性が守られると同時に断絶していく社会を、どのように乗り越えていけるでしょうか。

あらすじ
2018年、チェスワフ・ワレクと活動家グループ「Jsme Fér(「我々はフェアだ」)」の仲間たちは、結婚平等法案のための署名を集め始めた。彼らは下院での公聴会の権利を得ることができる数をはるかに超えた署名者数を集めることに成功する。しかし、この快進撃のあとには、宗教右派や過激派の政治家たちによる長い時間にわたる引き延ばしと積極的な反対運動が待ち受けていた。

彼らの請願と同時に、「伝統的な価値観」を守ることを主張する保守的なグループは、結婚を法律で異性愛のみに限定する独自の請願を開始。議会の内外で、保守/過激派勢力と真っ向からぶつかり合う。

彼らは、不条理な非難から自分たちを守り、プライド・マーチでネオナチの前を勇敢に歩いていく。「時間はかかるけれど、変化は必ずやってくる」とワレクのオランダ人の夫は彼を慰める。彼らは実直に、かつ忍耐強く闘い続ける。

原題: Zákon lásky
監督: バーラ・ハルポヴァー
2021年/89分/製作 チェコ/日本語字幕あり

バーラ・ハルポヴァー
チェコ生まれ。『Thank You Melonik』(2014)で、マグネシア賞・最優秀学生映画賞にノミネート。後にiShorts vol.6短編映画祭とエディンバラ国際映画祭で上映された。次作『Arms Ready』(2016)はPavel Koutecký賞にノミネート、One World FestivalとJi.hlava国際ドキュメンタリー映画祭のコンペティション部門で上映。『A Theory of Equality』(2017)は現代のチェコ共和国における男女平等についての議論を巻き起こし、チェコジャーナルシリーズで上映された。『On the Edge』(2018)では、チェコ共和国の地球平面説に焦点を当てマグネシア賞・学生映画部門の最終候補に選ばれた。『Real(e)state』(2019)では、現在進行中のチェコの住宅危機を描き、One World Festivalでプレミア上映を果たした。

国際人権デーの関連イベント
今回は12月10日の国際人権デー(International Human Rights Day)に合わせての企画となります。上映はSHIBAURA HOUSEで1日のみ開催。映画の上映後には、ゲストを交えたダイアログセッションも用意しています。

◎詳細

日時 : 2022年12月17日(土) 14:00-16:00(上映90分・ダイアログセッション30分)

会場 : SHIBAURA HOUSE 5F

ダイアログセッション・ゲスト : 港区議会議員 清家あいさん

参加費 : 無料(定員50名)

担当者からのひとこと
日本でも同性婚の法制化について、自治体単位での動きや認知が広がってきているものの、議論は前進と後退を繰り返しています。この映画では、私たちが普段あまり目にすることがあまりないロビーイングの裏側と、そこに立ちはだかる大きな壁を目の当たりにします。チェコと日本では社会的な文脈や歴史性が異なる国ではありますが、「ルールを変える」こと自体にどれだけの戦略と忍耐が必要か、闘いの中に渦巻くもどかしさは共通しているように思います。トークセッションでは、みなさんの感想を交えつつ、ゲストに港区議会議員 清家あいさんをお招きして、日本の政治的な側面での人権活動、また同性婚における現在のムーブメントについて、お話をお聞きしていきます。(元行 まみ)

◎ゲストプロフィール

港区議会議員 清家あい(せいけ あい)
1974年、港区東麻布生まれ。西麻布在住。港区立飯倉小学校卒業、青山学院中等部入学。高校3年時、現赤坂ロータリークラブ交換留学生としてオーストラリアの高校に1年留学。青山学院大学国際政治経済学部国際政治学科卒業。「現代ロシア論」袴田茂樹ゼミ。産経新聞記者として7年、主に社会部で事件、行政を取材。2007年女児を出産、「港区ママの会」主宰。港区議会議員選挙で2期連続トップ当選、現在3期目。港区議会で超党派の第二会派「みなと政策会議」を結成(政党は無所属)。会派幹事長、区民文教常任委員会委員長など歴任。子育ての現場の声を集めて子育て支援の政策に反映させる「港区ママの会」の活動が評価され、「第9回マニフェスト大賞」最優秀賞受賞。著書に、待機児童問題を解説した「保育園浪人」。

◎運営

主催 : SHIBAURA HOUSE
共催 : 駐日オランダ大使館