オランダで活躍するデザインユニットBCXSYによるトークイベント「(comm)unity」 - SHIBAURA HOUSE
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お知らせ

オランダで活躍するデザインユニットBCXSYによるトークイベント「(comm)unity」

お知らせ

BCXSYと今回のイベントについて

オランダ・アムステルダムに拠点を置く、BCXSY(ビクシー)は、ボアズ・コヘンのイニシャル「BC」と、山本紗弥加の「SY」を掛け合わせて(=X)名付けた、インターデシプリナリー*デザインスタジオです。

*インターデシプリナリー【interdisciplinary】とは、多くの分野の専門知識や経験が必要な研究課題などにあたるとき、さまざまな領域の学者や技術者が協力し合うこと。また、そのさま。

日本でコラボレーションプロジェクトを考えたきっかけは、コヘンが初めて来日した際、山本の実家で使用している何の変哲もない建具と和紙で出来ているランプシェードを見たときのことです。

山本にとっては、日常の生活に溶け込み、さほど意識することもないオブジェクトが、コヘンにはとても新鮮で、斬新ものに感じられたのです。私たちふたりの、あまりにも異なる見方が可笑しく、大笑いしました。 以来、このときに感じたアウトサイダーによる視点の面白さ、一見、馬鹿らしいと思えるほどの発想の肯定を常に心がけるようになりました。

7月29日のトークイベントでは、BCXSYのふたりが今まで手掛けてきたコラボレーションプロジェクトに焦点を当てます。コラボレーションによって想像していなかった化学反応が起こり、そこから始まるデザインの旅路、さらに「1+1=無限」の可能性についてお話します。

これまでの活動を振り返りながら

BCXSYによる初めてのコラボレーションプロジェクトは、東京で行われました。このプロジェクトは、伝統的な制作技法と現代的なアプローチを組み合わせた最初の実験的なプロジェクトであり、BCXSYにとって非常に成功したコラボレーションプロジェクトになりました。

第二弾となるプロジェクトでは、コラボレーションアプローチを拡張したいと考え、社会的な問題に布石を打つプロジェクトに取り組みました。このプロジェクトの目標は、デザインを通じて、一緒に働く人々に新しい機会とサポートを提供する方法を探ることでした。

最後のプロジェクトを参照しながら、一般的に考えられている「デザイナーは物をデザインする仕事」から一歩踏み込み、デザインに関する別のアプローチについてお話します。 このプロジェクトでは、コンセプチュアルなインスタレーションとストーリーを通して、このブランドがもつ世界観や、価値観を視覚化することを目指しました。ブランドの物作りへの姿勢に対して敬意を表すと共に、来場者に、超越した物作りへの姿勢や世界観を、マルチセンセーショナルな経験(視覚と聴覚)を通して体感してもらうのが目的でした。

ここしばらくの、半ば強制的な孤立は、自らの内面と向き合うきっかけと時間を与えてくれました。 またそれはデザイナーとして、ニーズと価値について再認識するチャンスでもあり、このパンデミックを乗り切る為には常に前向きであること、また自分たちが信じる旅路を前進して行くべきだとコヘンと山本は考えています。

今回のトークイベントを通じて志を同じくする方々とつながり、意見交換を潤滑油に、クリエイティビティをツールとし、より良い未来を一緒に形作って行くことを目指しています。

当日は質問応答の時間を長目に取る予定ですので、是非お足をお運び頂き、私たちふたりに色々な質問を投げかけてください!

BCXSY(https://www.bcxsy.com)
山本紗弥加

[ 詳細 ]
場所 : SHIBAURA HOUSE 5F
日時 : 7月29日(金)19:00-22:00
参加費 : 無料
定員: 40名
参加方法 : 下記フォームよりご予約。開始時間までに5Fまでお越しください。
https://bcxsycommunity220729.peatix.com/

助成: オランダ王国大使館