
アムステルダム市役所と考える水辺の未来 vol.1
アムステルダム市役所と考える水辺の未来 vol.1
Thinking about the future of the waterfront area with the city of Amsterdam vol.1
アムステルダム市役所をパートナーとしてディスカッションを行い、水辺の未来のシナリオを描く、全3回のイベントです。主に港区における環境の課題について、文化と経済、行政が共に動く地域的なソリューションを考えます。
今回、話の舞台となるのは、東京湾や運河に囲まれる港区・芝浦港南地区。JR田町駅や高輪ゲートウェイ駅周辺の再開発が進む一方、水辺エリアに関しては、まだ十分に活用されているとは言い切れません。また、ここには生活排水による水質の問題も根深く存在しています。
いま、私たちはそうしたエリアを環境への配慮と人々の暮らしの視点によって、あらためて見つめています。多くのオフィスビルやマンションに囲まれるこのエリア。だからこそ、運河の水やその周辺の緑は、自然を感じられる貴重な存在といえます。
SHIBAURA HOUSEではこれまで「OPEN! FURNITURE」「ノー・ウェイスト・チャレンジ」を通して、水辺エリアとも接点をもってきました。さらに今後、人の暮らしと環境が折り合いをつけながら、どのように進んでいくべきか。一度立ち止まり、視野を拡げ、次の適切な一歩を探していくタイミングにあると感じています。
今回からディスカッションのパートナーとして、運河のユニークな活用や、ドーナツ・エコノミーの採用で知られるアムステルダム市役所を迎え、お互いの都市が取り組む計画やソリューションを共有。継続的なディスカッションを通して、アイディアを拡げ、実現可能性を高めていきます。
当日はアムステルダム市役所のほか、港区役所、在日オランダ王国大使館からも関係者が参加。その様子をどなたでも視聴して頂くことができるようウェビナーで公開します。
*当日の内容
“港区での新しいプロジェクトについて”
港区では4月から「水辺のまち サーキュラーLAB.」というプロジェクトをスタートする予定です。水辺エリアが抱える課題を整理しながら、このプロジェクトでの目指すもの、実施内容などを説明します。
– 市橋拓弥氏 (港区芝浦港南地区総合支所・協働推進課)
“アムステルダムの運河と公共空間の使いかた”
運河でのスケートやライト・フェスティバル、LGBTプライドパレード、そして自転車文化。運河とその周辺の公共空間のユニークな活用事例を、アムステルダム市役所で都市計画を担当するミリャナ・ミラノビッチ氏が紹介します。さらにライト・フェスティバルのディレクターを務めるアルベルト・デルトゥール氏も参加予定です。
– ミリャナ・ミラノビッチ氏 (Lead Urban Designer City of Amsterdam)
– アルベルト・デルトゥール氏 (managing director of the Light Art Collection, the international pillar of the Amsterdam Light Festival)
「アムステルダム市役所と考える水辺の未来 vol.1」
開催日時
4月9日(金)17:00〜19:00頃
– ウェビナーでのオンライン開催となります
– 言語: 日本語/英語(逐次通訳)
– 参加費:無料
– 先着100名まで
視聴方法
4月8日までにpeatixよりお申込み下さい。
お申込みいただいた方には事前に視聴URLをお送りします。
主催: SHIBAURA HOUSE
パートナー: 港区芝浦港南地区総合支所/オランダ・アムステルダム市役所/在日オランダ王国大使館
*5月以降の開催予定
vol.2 地域の課題に関連した企業や大学とのコラボレーション
都市の住みやすさを向上させるあらゆる問題について、民間企業や住民を巻き込んだ「リビングラボ」を実施しています。これらの活動を紹介し、企業や住民が多い港区での実現可能性も考えます。
vol.3 まちづくりや市民活動のボトムアップを刺激する行政の仕組み
地域の問題が住民にどのように受け止められているかについて、ボトムアップの取り組みを支援するシステムや、トップダウンの取組みの目標設定についても取り上げます。具体例として「Buiksloterham」「Sluisbuurt」などの具体的な動きや、アムステルダム市が最近策定した新たな長期戦略を紹介します。