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SHIBAURA HOUSEスタッフ

ミャンマーから遠く離れて

先週末のこと。ちょっとしたご縁で、日本への亡命申請をしているミャンマーのサッカー選手、ピエリアンアウンさんがいらっしゃいました。この日はあいにくの雨模様でしたが、SHIBAURA HOUSEの5Fで、東京での支援者やメディア関係者が集まりました。

ピエリさんは集まった方々に、ひとつひとつ言葉を選びながら、落ち着いた表情で話していました。代表チームに招集される前から軍事政権に対する抗議デモに参加していたことや、試合前の国歌斉唱で三本指を立てて自らの意思を表したこと、そしてこれからの日本での生活について。

本人の話を聞いていると、彼の強い信念を感じると同時に、今日に至る苦悩も垣間見ることができました。彼はミャンマーに残してきた家族や友人を失ってでも、現在の祖国の状況を世界に伝える道を選びました。

日本でも、ミャンマーでも、彼に対するさまざまな意見があります。ただ自分が感じるのは、彼が選択した道が正しい、正しくないと、他人が軽々しく判断できないということ。そもそも人の生き方について、絶対的な正しさなんて存在するとも思えません。

少なくとも言えるのは、彼はすべての責任と他者からの批判を受け入れる覚悟があることです。そして、これまでの人生をすべて捨てて、言葉も通じない知らない国でこれから生きていきます。そんな決断は誰にでもできるものではないと思います。

ただ、この日の表情を見る限り、希望よりもはるかに深い苦悩を抱えているように自分には感じられました。