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映画上映&ダイアログセッション『海に向かうローラ』

母の死をきっかけに浮かび上がる、セクシャリティをめぐる父娘の葛藤。

 母の遺灰を撒くために、父親と海岸へと旅立つローラ。しかし彼女はかつて、少年 “リオネル”だった ──。『Even Lovers Get the Blues (2016)』でナミュール国際映画祭・批評家賞を受賞したローレント・ミケーリ監督が、外見の裏側にあるものを描く、繊細なロードムービー。今回はSHIBAURA HOUSEとイメージフォーラムの限定上映イベントです。

あらすじ
 ローラは18歳のトランスジェンダーの少女。唯一の友人であるサミールとシェルターハウスで暮らしている。ある日、母親が亡くなってしまったが、父親のフィリップは葬儀にローラを参列させようとしない。フィリップはローラのことを恥じ、彼女がもう”リオネル”ではない現実を受け入れることができない。

 5週間後に性別適合手術が予定されているローラ。その費用は母親が内緒で出してくれるはずだったが、彼女の手元にはそれもない。そればかりか母親の遺灰を盗んでしまうローラ。フィリップは「ベルギーの北海沿いの砂丘に散骨してほしい」という妻の希望を叶えるために、その遺灰を取り戻す。しかしローラは母とは決して離れないと誓う。

 やがて、父と娘は共に海岸に向かって車を走らせることになる。母の遺灰が入った壷と、問題のあった過去を抱える二人。悲しみと、互いの想いに向き合う時が来る。

父とふたりで母の散骨の旅に向かうローラ。

『海に向かうローラ』
原題: Lola vers la Mer
監督: ローレント・ミケーリ
出演:ミヤ・ボラルス、ブノワ・マジメル
2019年/90分/製作 ベルギー/日本語字幕あり

国際人権デーの関連イベント
 今回は12月10日の国際人権デー(International Human Rights Day)に合わせての企画となります。上映はSHIBAURA HOUSEとシアター・イメージフォーラム(東京都渋谷区)の2ヶ所で、それぞれ1日のみ開催。映画の上映後には、ゲストを交えたダイアログセッションも用意しています。

Movies that Matter
 Movies that Matterは、オランダ・ハーグ発の映画祭です。映画を通して人々が人権について目を向けることをミッションとしています。毎年国際人権デーの時期に、上映会やディスカッション等のイベントを開催する機会を各国へ提供。今回はオランダ王国大使館協力のもと、2020年のセレクションのうち『海に向かうローラ』の上映が決定しました。

担当者からのひとこと
 ぶつかり合うばかりのフィリップとローラですが、過去の記憶や道中での出来事を経て、ゆっくりと関係を再構築していくふたりの姿が見どころです。お互いを想う反面、’相手を完全には受け入れられない’ という葛藤に対してどう向き合えば良いか問われているようにも思いました。
 言葉で説明的に語らない場面も多いので、鑑賞後にダイアログセッションでみなさんの感想を聞くのもの楽しみです(モトユキ)

SHIBAURA HOUSE
日時:2020年12月8日(火)19:30-21:30(上映90分・ダイアログセッション30分)
会場:SHIBAURA HOUSE 5F
ダイアログセッション・ゲスト:ジャンジ/荒木順、中島潤
参加費:無料(定員30名)
参加方法:こちらよりお申し込みください
*新型コロナウィルス感染症対策のため、1Fと5Fの2グループ(1グループ上限15名)に分かれ、上映およびゲストとのダイアログセッションを予定しております。

ゲストプロフィール
ジャンジ/荒木順
Drag Queen :マダム ボンジュール・ジャンジ
パフォーマンスアーティスト/「コミュニティセンターakta」元センター長
プロフィール:あらゆる境界線を超えたキラキラした世界を願い、「YES!Future」と謳い続ける。1997年より交歓のAll Mix Party「ジューシィー!」を主宰。2015年「東京レインボープライド・パレード」総合司会。東京2020オリンピック・パラリンピックの公認文化プロジェクト「TURNフェス1,3,5」(2015~)に出演。2018年から子どもたちに性の多様性を伝える絵本の読み聞かせ「ドラァグクイーン・ストーリー・アワー東京」のプロジェクトメンバー、また「トランス☆カフェ」を共同開催している。

主な作品:「Living Together /STAND ALONE」(2010年東京都写真美術館,2017年SHIBAURA HOUSE他)、「HUGたいそう」(ワタリウム美術館、児童館、東京大学、Google他)

中島潤
福岡県生まれ、大学在学中より、関東にて性の多様性をテーマにした発信活動を開始。民間企業勤務を経て、大学院にて社会学を専攻、修士(社会学)。現在は、複数の仕事のひとつとして、各地の行政や学校、企業にて、「多様な生き方、多様な性のあり方」をテーマにした発信活動を続けている。性のあり方は誰にとっても人権であり、自分らしく生きるための大切な要素だと考え、特に子どもたちへの発信と教育に関心を持っている。

◎シアター・イメージフォーラム
日時:2020年12月14日(月)19:30-21:30(上映90分・ダイアログセッション30分)
会場:シアター・イメージフォーラム
ゲスト:秋田祥(Normal Screen)+遠藤まめた(にじーず)
参加費:無料(定員98名)
参加方法:こちらよりお申し込みください
*会場によって申し込みページが異なりますのでご注意ください。

◎オンラインイベント(SHIBAURA HOUSE)
日時:2020年12月12日(土)
オンライン視聴可能時間 13:00-20:00 / 20:00-21:00(ダイアログセッション)
ゲスト:中島潤
参加費:無料
参加方法:こちらよりお申し込みください


協力:Movies that Matter
後援:オランダ王国大使館






(2020.11.24)